【おまけ】 婦人科検診のススメ。♪

●はじめに。
●“子宮がん検診”について。
●“卵巣がん”&“卵巣腫瘍”について。
●“股関節疾患”を持つ患者さんは、事前に相談を。♪
●他科で“持病”のある患者さんは、必ず申告を!
●“婦人科疾患”は、“婦人科”へ。
●おわりに。





●はじめに。

'10年11月に“卵巣腫瘍”摘出手術を受け無事退院した舞姫ですが、現在も1年に1度、入院&手術でお世話になった某総合病院を訪ね、婦人科にて定期検診を受けております。この【おまけ】ページは、舞姫が患った“卵巣腫瘍”に限らず、女性特有の “婦人科疾患”全般に対して広く関心を持って頂くと同時に、定期的に婦人科を受診する重要性を、より多くの人達に理解して頂くことを願って、作成に至りました。

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●“子宮がん検診”について。

舞姫の通院する婦人科は“子宮がん検診”の実施医療機関に指定されているので、年に1度の定期検診の際、ついでに“子宮がん検診”もして頂くことを常としています。これは“子宮がん”に限った話ではないのですが、おうおうにして婦人科疾患というのは初期の段階では殆ど自覚症状がなく、「あれ?」と身体に異常を憶え始めたときには、既に症状がかなり進行している場合も多いので、なるべく早期の段階で発見して適切な改善策を講じられることが重要です。みなさんも最寄りの指定機関にて、少なくとも1年に1度は検診を受けられることを、ぜひお勧めしたいと思います。舞姫と同じ札幌市にお住いのかた、ご参考までに、こちら。→『定期的に乳がん・子宮がん検診を受けましょう』(←札幌市医師会より)

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●“卵巣がん”&“卵巣腫瘍”について。

なお、“卵巣がん”&“卵巣腫瘍”など、“子宮がん”以外の婦人科疾患については、舞姫が調べた限りでは、自治体や医師会などの推奨で実施される検診は、現在のところ特にない模様なのですが、やはり卵巣腫瘍も“沈黙の疾患”と呼ばれるだけあって早期発見が難しく、思い起こせば舞姫も便秘や腹部膨張感などの自覚症状が現れて検査をしたときには、お腹の腫瘍は既に15cmを超える巨大サイズと化していました。たとえ良性であっても、発見が遅くなって悪化させれば“破裂”“茎捻転”(けいねんてん:卵巣が捻れてうっ血して激しい腹痛が生じ、処置が遅れれば命にかかわる危険性も)の恐れもある卵巣腫瘍ですが、早期に発見できれば、それだけ患者としてのリスク軽減につながるので、やはり少なくとも1年に1度くらいは婦人科で検査を受けられたほうがいいと思います。

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●“股関節疾患”を持つ患者さんは、事前に相談を。♪

婦人科で診察や検査を受ける際には避けては通れない“砕石位”(さいせきい:仰向けの状態で、膝を曲げて両脚を上げる体位)ですが、無論この姿勢でいること自体が股関節に掛かる負荷も大きいため、舞姫と同じ“股関節疾患”を持つ患者さん達のなかには、この姿勢になると苦痛や違和感などを憶えられるかたもおられるかと思います。ご心配なかたは、事前に担当医師or看護師さんに一言ご相談されてみてください。おそらく、股関節疾患を持たれることも考慮したうえで、少しでも苦痛なく診察や検査が受けられるよう心配りをしてくださると思います。

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●他科で“持病”のある患者さんは、必ず申告を!

これの前の項目にも共通するお話なのですが、婦人科に限らずどこの科を受診する際も、他科で“持病”のある患者さんは、その旨を必ず申告されてください。その持病における現在の症状や、主治医の先生から受けられている指示など、可能な限り詳しくお話されることを、お勧めします。複数疾患を持つ患者さんの場合、最も重要なのは、互いの科の“連携”なのです。思い起こせば、疾患発覚から入院&手術を経て退院に至るまで、婦人科の主治医は舞姫の股関節疾患をとても気遣ってくださいました。状況によっては、他科疾患を持つことを申告しなかったばっかりに、診断や治療の妨げとなる危険性だってあるのです。正しい診断や適切な改善策を講じて頂くためにも、他科疾患を持つ患者さんは、忘れずに申告されてください。

また、他科で注射や点滴、お薬の処方などの“薬剤投与”による治療を受けられている際も、必ず申告されてください。もし婦人科検診で何らかの病気が発覚した場合、疾患の種別や患者さんの症状によっては、お薬を処方される可能性もあるかと思います。重複処方や相互作用(お薬同志の悪い飲み合わせ)、副作用などを未然に防ぐためにも、他科でお薬の処方などを受けられている場合は、“お薬手帳”(←北海道薬剤師会より)も必ず持参されてください。

なお、もし婦人科検診で何らかの病気が発覚した際は、既に持病で通院される他科疾患の主治医の先生にも、婦人科疾患が発覚した旨を必ず報告されてください。また、整形外科疾患などで処方される運動療法のなかには、腹圧が掛かることで婦人科疾患に悪影響を及ぼす危険性が高いものもあります。リハビリ通院などをされている患者さんは、担当の理学療法士の先生にも必ず相談し、婦人科疾患の経過観察中もリハビリ継続の必要がある場合は、負担の掛からない範囲のリハビリメニューを処方して頂いてください。繰り返しますが、複数疾患の改善策を同時並行で講じる際、最も重要なのは互いの科の“連携”です。くれぐれも報告は怠らないよう心掛けてください。

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●“婦人科疾患”は、“婦人科”へ。

これは、あくまで舞姫自身の解釈ですが、“婦人科疾患”を診て頂くなら、どちらかというと“産婦人科”ではなく“婦人科”のほうが、お勧め。女性特有の病気の診察や治療を手掛けるという点では、産婦人科も婦人科も変わらないので、婦人科疾患を産婦人科で診て頂くことも可能なのですが、“産科”“婦人科”の機能を併せ持つ産婦人科の場合、どちらかというと“産科”としての診察や治療が優先されてしまう傾向が高く、婦人科疾患の患者さんについては、対処が鈍かったり接遇が粗末だったりするような場合も、決して少なくはないと聞きます。また、医師自身が“産科”の知識に偏っていて“婦人科疾患”に関する知識や経験に欠けていたり、なかには悪性腫瘍と判明したにも関わらず手術を何か月も先延ばしにされたりなどという例も耳にします。やはり、“婦人科疾患”婦人科に関する知識や経験の充分備わった専門家に診て頂くのが最も望ましいと思うので、可能であれば“産婦人科”ではなく、ぜひ“婦人科”を訪ねられてください。

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●おわりに。

繰り返しますが、おうおうにして婦人科疾患は初期の段階では殆ど自覚症状がなく、異常を憶え始めたときには既に症状がかなり進行している場合も多いです。“子宮がん”は勿論、自治体や医師会などで定期的な検診を特に推奨していない他の婦人科疾患の場合も、可能な限り早期の段階で発見して適切な改善策を講じられることが重要です。たとえ、普段から身体も丈夫で「自分は婦人科疾患などとは無縁」と思っておられる健康な人であっても、女性であれば思いもよらぬ婦人科疾患に見舞われる危険性が誰しもに潜んでいるんです。大丈夫と思っても決して侮らずに、ぜひ定期的に婦人科検診を受けられてください。“子宮がん”以外の婦人科疾患については、指定機関で子宮がん検診の際についでに相談されてもいいと思いますし、あるいは既に掛かり付けの婦人科があるようでしたら、そちらを訪ねられても良いでしょう。♪

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