思い出ドキュメント … 当時の「お気楽日記」より転載および加筆修正
塚田ダンス・ワークスタジオ発表会2015 TSUKADA STYLE☆ @2015年11月22日(日)


★15年11月22日(日) パーソナル・ベストを更新した「楽しい」気持ち。♪
★15年11月22日(日) “階段”は、最大の強敵!





★15年11月22日(日)
 パーソナル・ベストを更新した「楽しい」気持ち。♪

スタジオ発表会、本番当日の朝を迎えました。例によって、大胆にも自宅の洗面所で舞台メイクを施し、派手な顔を少しでも隠すため“サングラス”を装着して、いざ出発。数年ほど前の発表会から始めた、この「本番当日に自宅で舞台メイクを済ませてくる」という行為ですが、やはり本番当日の限られた時間というのは、バタバタと慌ただしく過ごしていたら瞬く間に過ぎていくものでして、不器用で要領を得ない舞姫なので、楽屋入りしてから舞台メイクに取り掛かっていたのでは、貴重な時間をかなり取られてしまうわけですよ。これも、楽屋入り後の手間暇を少しでも削減して、充分にウォームアップをして身体を温めたり、衣装を整理整頓して着替えの手順を確認したりなど、本番に向けて準備を整える時間を捻出するための策です。

開場前、出演者&スタッフ全員が舞台上に集められ、“決起集会”が行われました。諸々の連絡事項を経て、最後に「みんな、きょうは楽しみましょう!」というスタジオ代表者T先生の言葉があり、我々出演者も楽屋へ戻って開演に備えることに。レギュラークラスは、トップバッター。舞姫も、一旦楽屋に戻ると直ぐに衣装に着替えて再び舞台へ。舞台専用の機材を出し入れするための搬出入口に接する舞台裏のスペースには、充分な暖房が行き届いておらず、ここで待機していると物凄く寒いです。舞姫も、股関節の持病のリハビリ通院で理学療法士O先生から学んだ“ダイナミック・ストレッチ”(Dynamic Stretching:身体を積極的に動かすことで筋肉を解し、関節可動域を改善するストレッチ法。スポーツの世界でも近年、多くのアスリート達がウォームアップとして取り入れています)の知識をフル稼働して、開演まで身体が冷えないよう懸命に努めます。

開演時刻が近付いてくると、レギュラークラスのチームメイト達全員で恒例の“円陣”を組んで気合いを入れて、いざ舞台袖へ。やがて、舞台監督Wさんの「まもなく開演しま〜す」という声が聞こえてきて、客電が徐々に落とされ、舞姫もチームメイト達と一緒に“暗転・板付き”(演目の上演が始まる前の、まだ舞台上に照明が入れられていない状態で、出演者が既に所定の位置に付いていること)の位置へ。いちど開演すると、時間は高速で進んでいきます。息つく間もなく、楽屋へ戻って衣装を着替えては再び舞台裏へと舞い戻り、そのたびに階段で1階と3階との間を何度も往復し、合間にわずかな空き時間を見つけては、パフォーマンスを低下させないようアップに努め…この工程を、舞姫&チームメイト達は上演中も幾度となく繰り返しながら、己の役目を果たしていきます。

今年の発表会では新たな試みとして、「おとなEX」にて観客のみなさんにも振付を伝えて、我々と一緒に踊って頂きました。「おとなEX」の振付構成を手掛けたH先生が、誰にでも気軽に参加してもらえるよう、椅子に座ったままでも踊れる簡単な振付を考案して、稽古の合間を縫って撮影した“分解写真”公演パンフに掲載しました。ただ、なにせスタジオでも初めての挑戦だっただけに、誰も踊ってくれなかったら、どぉーしよう…と、一抹の不安もありましたが(汗)、観客に振付を伝える“解説役”を務めた某先生の絶妙な振付解説の効力もあり(インカム型マイクを装着して、踊りながら解説をしておりました)、嬉しいことに昼の部&夕方の部ともに殆どの観客のみなさんが快く応じてくださり、劇場一体となって楽しい時間を過ごしました。♪

某公演作品(初演の「思い出ドキュメント」は、こちら)は、初演時に施した特殊な“ゾンビメイク”はナシになり、通常の舞台メイクにすることに。初演時に楽しませて頂いたゾンビメイクをしないことになったのは、ちょっと淋しい気もしましたが、他にも複数の出演作品を抱える都合上、慌ただしく過ごす上演時間中、そう何度も大掛かりなメイク修正できる余裕はなかったであろうことを考えると、正解だったかも。もし発表会でも実践するとしたら、トップバッターのレギュラー作品を“通常の舞台メイク”で終えてから、第一部最後の某公演作品が始まるまでに急いで“ゾンビメイク”に修正して、第一部が終わって楽屋へ戻ってから、わずかな休憩時間を使って“ゾンビメイク”を落として、第二部最初の演目である「おとなEX」までに再び“通常の舞台メイク”を施さなくてはならない。この工程を、昼の部&夕方の部と繰り返すのは、さすがに無理がありそう…。(^^;)

舞台は儚いです。どんなにたくさん稽古を積もうとも、本番の舞台は一瞬にして過ぎ去ってしまいます。常に「昨日の自分」ライバルと思い、「自分史上最高作品」を目指して、真剣勝負で舞台に臨んできました。けど、例によって細かいミスも多々やらかし、今回も納得のいく演技に至らなかった(汗)。それが、不器用で小心者の舞姫の、いまの“実力”なんだと思います。ただ、舞台を重ねるごとに更新し続けてきた「楽しい」という気持ち。スタジオ代表者T先生が、技術よりも何よりも重要性を訴え続けてきた「楽しい」という気持ち。我々出演者が「楽しい」と感じることができなければ、観客のみなさんに楽しんで鑑賞して頂けるような優れた作品など、できる筈がないのです。今年も勿論、信頼する先生達&チームメイト達と一緒に楽しく充実した時間を過ごすことができたのは言うまでもありませんし、少なくとも「楽しい」気持ちだけはパーソナル・ベストを更新できたと思います。

とにかく、舞姫も含めて先生達&チームメイト達みんな、怪我なく無事に発表会を終えることができたのは、良かったです。今季最終戦でもあるスタジオ発表会が終わって、かねてからの“夢”でもあり“目標”でもあった“50歳シーズン”を、レギュラークラスの一員として舞姫は無事に成し遂げることができました。言葉では表現し尽くせないほどの感謝の気持ち…舞姫を舞台に立たせたのは、舞姫だけの“力”じゃない。舞姫は無力。自分ひとりだけじゃ、なにもできない。どんなときも助けて支えて励まし続けてくれた先生達&チームメイト達の“力”が、不器用で至らない舞姫を舞台に立ち続けさせてくれました。ありがとう。あなた達は、私の“片割れ”だよ!


ポルトホール。舞姫の大切な“ホーム”。♪ 公演パンフに掲載した「おとなEX」振付の分解写真。♪

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★15年11月21日(土) “階段”は、最大の強敵!

本番前日。きょうから舞姫も先生達&チームメイト達と一緒に劇場入りです。交通の便の良い“PORTOホール”へ劇場を移して、4度目のスタジオ発表会を迎えました。キャパ400人そこそこの小劇場ですが、舞姫にとっては愛着ある“ホーム”的な存在。ちなみに舞姫が出演するのは、レギュラークラス新作3作品に加え、一昨年&昨年も好評を博して発表会の恒例行事としてすっかり定着した感のある「おとなEX」(18歳以上の有志が集う合同チーム作品。所属クラスの垣根を越えた、発表会ならではのコラボ企画です)、そして去る8月の某公演にて上演済みの本編作の再演の、計5作品。ほぼ昨年の発表会(当時の「思い出ドキュメント」は、こちら)と同じラインナップですが、今年もバラエティに富んでいます。♪

シューズに舞台メイク用具に5作品分の衣装…例によって尋常でない大荷物を抱えて楽屋入りすると、まずは自分の場所を確保して荷物を整理。ちなみに、今年レギュラークラス学生組社会人組とで楽屋が分けられ、社会人ダンサーの舞姫はリリカルジャズ(旧バラードクラス)との共用楽屋で過ごすことに。昨年の発表会では、ちょっと楽屋が寒くて床も冷たかったことを記憶していましたが、幸い今年は床もパンチ・カーペット敷きで暖かい楽屋が割り当てられました。昨年は、楽屋に“モニター”が設置されてなくて舞台の進行状況が掴みにくく、壁に貼られたスケジュール表など確認しながら苦心して過ごしたことを記憶していますが、幸い今年はモニターがある楽屋なので、その類の不便はなさそう。昨年の大部屋楽屋よりは遥かに狭いですが、大きな鏡台も備わっていて、前日&当日の2日間を快適に過ごせそうです。♪

劇場入りして以降の最大の“強敵”は、楽屋のある3階から1階ホールの舞台裏までを繋ぐ“階段”。施設内のエレベータは、一般の利用客も頻繁に出入りするため、我々出演者は使うことができません。このため、我々出演者はエレベータの使用を避けて、人目に触れにくい位置にあるこの階段のみを利用。舞台活動の中枢を担うレギュラークラスは出演作品数も多く、前日&当日の2日間でこの階段を何度も往復。当然、下肢に掛かる負担は重くなります。しかも、もともと某大学が所有するこの劇場施設は、舞台もステージパフォーマンス上演を前提には作られていないため、クッション性に欠ける硬い床は身体への負担も重く、疲労を更に倍増させます。たとえ劇場入りの日の直前まで、どんなにしっかり“ピーキング”に努めても、劇場入り以降に崩れてしまったのでは身も蓋もありません。(>_<)

身体能力に優れた若いチームメイト達ですら、コンディショニングが充分でなければ突発的な負傷を導く可能性だってあります。股関節疾患を抱える御年50歳の高齢ダンサーである舞姫なら、尚更のこと。昨年の発表会で、本番中に脚が攣ったことを教訓に、劇場入り以降の“コンディショニング”対策を充分に組まなくてはなりません。しかも、ウチのスタジオでは劇場施設内では舞台以外の場所でダンス用のシューズを履いて歩くことを禁じているので(ゴミや埃、清掃剤などをシューズに付着させて舞台上に持ち込んでしまうことで、舞台の床に悪影響を及ぼす危険性があるため)、着脱が容易なスリッパやルームシューズ等で階段を昇降すれば、踏み外して怪我をする危険性もあります。前日&当日と慌ただしく過ごすなかで、急いで階段を昇降しなければならない場合も多いですが、細心の注意が必要です。

“場当たり”(ばあたり:舞台上での立ち位置や移動経路・出捌けの袖幕などを確認する交通整理的な作業)、フィナーレの稽古、集合写真の撮影、そして“ゲネプロ”(ゲネラールプローベ“Generalprobe”の略。本番と同じ舞台を使用し、照明・音響・舞台進行など本番と同様にし、出演者も本番と同じ衣装を着用し舞台メイクを施し、客席に観客がいるものと想定し、すべて本番とまったく同じ条件で通し稽古を行うこと)…毎年のことながら、ぎっしり予定が詰め詰め状態の本番前日。どうにか無難に過ごすことができましたが、昨年と同様に“場当たり”の時間が取れなかったレギュラー3作品は、ゲネプロでは若干の不安を残したかな(汗)。無論、きょう一日で炙り出された反省点や問題点も多いですが、あしたの本番で可能な限りを尽くすのみです。

例によって、きょうから楽屋に荷物を置いたままでOKとのことだったので、衣装やシューズなどは置かせて頂き、財布や携帯電話など必要最低限のブツのみ持って帰宅の途に。あした、信頼する先生達&チームメイト達と一緒に、この大切な“ホーム”で舞姫は本番を迎えます。節目の“50歳シーズン”最終戦です。25年間のジャズダンス人生の“集大成”に…だなんて、思わない。ただただ、心から信頼する先生達&チームメイト達と一緒に、楽しく充実した時間が過ごせることを願うのみ。気負わず、平常心で真剣勝負を挑む。みんな、大好きだよ!あしたは、思いっ切り楽しもうね!



最大の“強敵”は、ホールと楽屋とを繋ぐ、この階段!

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