思い出ドキュメント … 当時の「お気楽日記」より転載および加筆修正
塚田ジャズバレエ・ワークスタジオ発表会
TSUKADA STYLE☆ in 芸森2 @2011年11月6日(日)



★11年11月6日(日) 『Run The World』で、ワールド・シェイキング!

本番当日の朝を迎えました。楽屋に入ると、先に到着していたチームメイト達数名が熱心にメイクや髪型作りにいそしんでいましたが、舞姫はというと昨年(「思い出ドキュメント」は、こちら)と同様、劇場入り後の手間暇の削減のため既に舞台メイクは自宅を出掛ける前に済ませてきたので、いたって楽チンです。

まずは、出演者全員が舞台上に集い、“決起集会”が行われることに。ゴミは劇場施設に備え付けのゴミ箱には捨てず各自持ち帰ること、アクセサリーなど装飾パーツの類は本番中ぜったいに外れたりしないよう(素足で踊る作品も多いし、舞台上に落ちた装飾パーツを踏んで怪我をしたりなど、思わぬアクシデントに発展する危険性も…汗)各自で念入りに工夫すること…等、先生達から諸々の注意事項や連絡事項などがあり、最後にスタジオ代表者T先生からの「みんな失敗を恐れないで。間違っても構わないから、舞台を楽しむ気持ちを忘れないで!」という言葉で決起集会は締めくくられ、ぢゃあみなさん一日がんばりましょう!…ということで、一旦楽屋に戻って開演に備えることに。

準備が整うと、まずは第一部最初の上演作であるE先生の振付作品の衣装に着替えて、その上からパーカー&スウェットパンツを着込んで舞台へ。どうしてこんな井出達なのかというと理由がありまして、ぢつはこれ'06年の発表会(「思い出ドキュメント」は、こちら)でも試みた同じ演出でして、開場時間となって客入れが始まった段階で、我々出演者が既に舞台上に居るわけです。どういう状態で居るかというと、衣装ではなくて普段のレッスン着という井出達で、アップやストレッチをしたり、振付や段取りの確認をしたり、それぞれ好き勝手に過ごしているわけですね。で、先生達からの指示によると、周囲の迷惑にならない程度なら、チームメイト同士でのお喋りも可。もし客席に友達や知人が来ているのを発見したら、多少ならお喋りしても構いません…ということで、まぁ要するに常識の範囲を極端に超えない程度であれば、何をしてもOKというわけです。

まもなく開演を知らせる“前説”が劇場内に聞こえ始め、客電が次第に暗くなるのを合図に、我々出演者達は三々五々と舞台から捌けていきます。そして、舞姫&レギュラークラスのチームメイト達は、上に羽織っていたレッスン着を脱いで衣装姿になると、舞台裏で待機。今年の発表会では、代表者T先生が幕間にちょっとした“手品”を披露し、これが転換における場と場をつなぐ“クッション”的な役割を果たしていきます。オープニングの手品が終わると同時に、E先生の振付作品の楽曲のイントロが響き始め、舞姫&チームメイト達が後方の出捌け口から「わ〜っ!」と騒ぎながら一斉に舞台へ飛び出していき、いよいよ開演です!

ぢつは、“Twitter”では少し触れていたのですが、この数日前に舞姫はセーラームーン“ティアラ”を自作しました。なんでこんなものを作ったのかというと理由がありまして…稽古が始まったときから劇場入りを迎えるに至るまで散々苦心した鬼門のヒップホップ作品ですが(汗)、稽古の甲斐あってどうにか形になる程度には達したものの、優れた身体能力を持つ若いチームメイト達に囲まれたなかでは、いまいち自信が持てません(汗)。ただ、こんな劣等感を抱えたまま舞台に立ちたくはない。そんな矢先に、自作のアクセサリーを工夫して身に付けるチームメイト達がちらほら現れ始めたのを見ていて、ふと思い立ったのが、このセーラームーンのティアラだったわけで…要するに“変身”してしまおうと思ったわけですよ。昨日、ヒップホップ作品の振付者である黒豆姫ちゃんにお伺いをたてたところ、二つ返事でOKを頂いたので、ホントに使用することに。

ヒップホップ作品は3曲メドレーで、2曲目を終えた時点で舞台裏へ一旦捌けて衣装の早替えをするんですが、ティアラの装着はこのときです。ぢつは昨日のゲネプロでは、ティアラの装着に失敗してしまったのですが(汗)、きょうはこの失敗をふまえて改良を加えておいたおかげで、昼の部&夕方の部ともにティアラの装着に無事成功。3曲目はBeyonceの『Run The World (Girls)』(←YouTubeより)。冒頭の旋律が聴こえ始めると、皆で整列して再び舞台へ。蛇足ですが、振付のなかにセーラーウラヌスの必殺技“ワールド・シェイキング”(←YouTubeより)と似たような動作があって、これを舞台上でやったときは本当に変身したみたいな気分になって、めちゃくちゃ快感だった(嬉)。まさしく、このティアラは、不器用で至らない自分を“変身”させたアイテムでした。(〃∇〃)

こうして、昼の部&夕方の部ともに、始まってみたら瞬く間に時間は流れて終演を迎えました。例によって、細々とした間違いは多々やらかしたのですが(汗)、全般的には大きなアクシデントに見舞われることなく済みました。いや舞台って本当に楽しいです。年に一度、この発表会の舞台上で過ごすときが、ウチのスタジオのダンサー達はみんな、いちばん活き活きと輝いています。きょうのこの楽しい気持ちを忘れず、また先生達やチームメイト達と一緒に、次のステップへ向けて精進していきたいと思います。♪


★11年11月5日(土) ふたたび、森林の劇場へ…。

本番前日、きょうから舞姫も先生達やチームメイト達と一緒に劇場入りです。普段は土曜日に行くことの多い股関節の持病のリハビリ通院ですが、舞台出演時の繰り上げ対策に本番前のメンテナンス&コンディショニングを兼ねて、昨夜のうちに整形外科へ。帰宅後は、これまた本番前の恒例行事にて“ヘアカラー”に取り掛かり、毛染め中の待機時間を利用して劇場入りの準備。自分が出演する4作品分の衣装に、舞台メイク用具、シューズなど、諸々のグッズを巨大バッグに詰めると、毎度のことですが例によって夜逃げの如くの大荷物に(汗)。この巨大バッグを抱えて、地下鉄&バスを乗り継ぎ、人里離れた森林の劇場へ行かねばならないのは少々気が重いのですが、まぁ仕方がありません。

豊かな自然に恵まれた“札幌芸術の森”に劇場を移して、2度目の発表会。自宅のある中心街から往復するだけでも大変な場所なのですが(汗)、周辺にはコンビニも何もない田舎なので、今朝は母に“おにぎり”を作ってもらって自宅を出発。バスを下車すると、懐かしい劇場施設が視界に入ってきます。ここを訪れるのは勿論、昨年の発表会以来、1年振り。そういえば、1年前のきょうは“卵巣腫瘍”手術(回想録は、こちら)が行われた日だった。あれから1年、当時もう二度と戻ってこれないかもしれないことを覚悟したこの森林の劇場に、ふたたび舞姫は帰ってきた。1年前のあのとき、瞬く間に過ぎ去っていく時間のなかで、「お願い…もう少し、もう少しだけ、みんなと一緒に、ここにいさせて!」…フィナーレの舞台上でそう神様に祈った自分の姿が、記憶に蘇ってきます。

さて、感傷に浸っている暇はない。きょうは、場当たり・ゲネプロ等、予定が詰め詰め状態の長丁場。時間も限られているので、滞りなくサクサクと準備を進めていかなくてはなりません。劇場施設内へ入ると、まずは楽屋へ直行。舞姫の楽屋は、ビギナー&ミドル&レギュラークラス共用の大部屋。さすがに年齢層が低く、弾けるほど元気な若い学生ダンサー達で楽屋内は賑わっている状態で、既に40代半ばの高齢ダンサーの舞姫としては、ここで過ごさなければならぬのは少々肩身の狭いところであります(恥)。取り合えず、片隅の適当なスペースに自分の場所を確保すると、巨大バッグから衣装や舞台メイク用具などを出して整理。

そうこうするうちに、“場当たり”が始まる時刻が近付いてきたので、Tシャツ&スウェットパンツ姿に着替えて、上演の場となる“アリーナ”へ。昨年同様、今年も舞台は特殊な“3方面”構成。我々出演者のパフォーマンススペースとなる“舞台”は、客席との段差がなくフラットな状態。その周囲を取り囲むように、前方&上手&下手の3方向に客席が設置されます。出捌けに使用する“通り道”も昨年同様、舞台後方&前方の上手&下手に各1ヶ所ずつと舞台前方の中央部に1ヶ所の、計5ヶ所。当然、この特殊な構造では“舞台袖”の設置は不可なので、スタンバイや出捌け・移動など、すべて観客の視界に入る状態で行うことは勿論、上演中に衣装の早着替えや装飾品の着脱などを行う必要がある場合も、舞台後方の上手&下手に各1ヶ所ずつ設置されるパーティション裏の狭いスペースで済ませなくてはなりません。

まずは、順を追って各作品の“場当たり”開始。位置関係や移動経路、出捌けに使用する通り道などを確認しながら、この劇場の特殊な構造を持つ舞台空間を脳内に刻み込んでいきます。すべての作品の場当たりを終えると、フィナーレの稽古&集合写真の撮影を経て、いよいよ“ゲネプロ”(ゲネラールプローベ“Generalprobe”の略。本番と同じ舞台を使用し、舞台進行・照明・音響など本番と同様にし、出演者も本番と同じ衣装を着用し舞台メイクを施し、客席に観客がいるものと想定し、すべて本番とまったく同じ条件で通し稽古を行うこと)へと突入。舞姫も楽屋へ一旦戻ると、衣装を上演順に並べてゲネプロに備えることに。

ちなみに、ウチのスタジオの発表会では、昼の部or夕方の部いずれにしか出演しないクラスも若干ある関係上、例年このゲネプロを2回行うことを常としていたのですが、まぁ交通の便の悪い劇場ですし2回もゲネプロをしてしまうと終わる頃にはかなり遅い時刻に達して、帰るのも大変なことは勿論、翌日も昼の部の開演に備えて朝から楽屋入りして準備に追われるわけで、きっと先生達もそこいらへんの便宜を考慮してくださったのでしょう。今年は昼の部のゲネプロのみを行い、夕方の部のみの上演作については別枠でリハーサルを行うことに。ゲネプロが1回だけだったぶん、ちょっと物足りない感じもしたのですが、昨年より帰宅も早くて自分的には助かりました。

例によって、きょうから荷物は楽屋に置いたままで大丈夫とのことだったので、衣装やシューズなどはそのまま楽屋に置かせて頂き、財布や携帯電話など必要最低限のものだけ持参して、家路へと向かうことに。あした、いよいよ本番を迎えます。素敵な一日になることを願って、寝ます。おやすみなさい。(-_-)zzz





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