思い出ドキュメント … 当時の「お気楽日記」より転載および加筆修正
2010ジャズダンス・ナウ実行委員会主催 『2010 JAZZ DANCE NOW』 @2010年7月11日(日)


★10年7月11日(日) 七転八倒!ロケットダンス!

本番の日を迎えました。参院選の投票を済ませ、楽屋に到着した舞姫が、ふとテーブルの上を見ると、小型のシルクハットが置いてあります。聞くところによると、ロケットダンス“合同作品”の際に、この小型帽子を頭部に装着してほしいとのこと。足元に統一感を出すために急遽作ることになったシューズカバーと同様、やっぱり頭部にも統一性があったほうが良いという話になったんでしょうね。ちなみにこの小帽子、ロケット合同作品の演出を手掛けた旭川のF先生のスタジオで用意してくださったらしい話を聞くのですが、なにせ100名分ですからね、さぞかしたいへんだったでしょう。

そんなわけで小帽子を受け取ると、鏡に自分の顔を映し、どうやって装着しようかと思案。3年前に髪をばっつり切り落として以降、すっかりショートカットが板についた舞姫ですが、幸い髪が長かった頃の“遺物”(?)で、ゴムやヘアピンなどは化粧バッグに若干の用意があったので、これらを駆使して頭部に小帽子を取り付けてみることに。そうこうするうちに、合同作品の舞台稽古の時刻が近づいてきます。アイシャドーやチーク、口紅などの“色モノ”コスメの類は、スタジオ側で用意してくださったものを使用するとのことで、取り合えずベースメイクだけ先に済ませ、衣装に着替えて頭に帽子を装着すると、チームメイト達と一緒に舞台袖へ。

舞台上では、男性ダンサー達による合同作品の稽古の真っ最中。ちなみに、毎年の公演パンフに掲載する各スタジオの集合写真の撮影も手掛けるY先生の振付作品だそうです。この迫力満点の稽古の様子を、舞台袖で見学しながら待機していたわけですが、なにせ薄暗く狭い舞台袖で100名に達する女性ダンサー達全員が同じ衣装姿ですからね、この状態では誰が誰だか判らず、迷子になりそうです(笑)。やがて男性陣の稽古が終わると、入れ替わるように我々女性陣が舞台中央に集まり、F先生の先導で稽古が始まりました。

先達て総見終了後も、本編作の稽古の合間を縫って、この合同作品も各スタジオで自主稽古を続けてきたわけですが、出演者全員揃った状態で稽古を行うのは、総見以降はこの舞台稽古が当然初めてです。「もっと笑って!声も出して!」と、F先生から指示が飛んできますが、こちとら自分のやってることで精一杯なんで、なかなか笑顔も声も出す余裕がありません(泣)。けど、もう夜には本番なので、頑張って楽しく踊れるよう努めるのみです。なお、舞台稽古の段階では各自思い思いの箇所に装着していた小型帽子ですが、F先生の指示で頭部の右側で全員統一しようという話になりました。

合同作品の舞台稽古終了後は、楽屋へ戻ってゲネプロ(ゲネラールプローベ“Generalprobe”の略。本番と同じ舞台を使用し、舞台進行・照明・音響など本番と同様にし、出演者も本番と同じ衣装を着用し舞台メイクを施し、客席に観客がいる想定のもと、すべて本番とまったく同じ条件で通し稽古を行うこと)に備えることに。途中だった舞台メイクを完了させて、ストレッチにいそしんでいると、楽屋に設置される音声モニターから、ゲネプロ開始を告げる声が聞こえてきます。本番前に行う稽古は、このゲネプロが最後です。本編作&合同作品ともに、舞台稽古での反省点や問題点などを思い起こしながら、精一杯を尽くしましたが、舞姫的にはまだ動きも表情もちょっと硬いかなという感じでした(汗)。

ゲネプロを終えると、本番は瞬く間にやってきます。まずは“本編作”に備えて衣装に着替え、チームメイト達全員で恒例の“円陣”を組んで気合を入れます。前のスタジオさんの作品の上演が終わって舞台上の照明が落とされ、音楽が聴こえてくると、弾けるように舞台袖から飛び出していきます。例によって、細かいミスは多々たらかしましたが(汗)、舞台稽古でもゲネプロでもうまくいかなかった縦一列の箇所や、スタジオでの稽古の際にT先生から「脇が甘い!バカタレ!」と一喝された箇所など、どうしても外したくなかった箇所だけは、どうにか死守することができました。(〃∇〃)

本編作の上演が終わると、息付く間もなく合同作品の準備です。思い起こせば、この同じ劇場で宝塚歌劇団の札幌公演を舞姫が観客として鑑賞したのは、まだダンスを始めて間もない駆け出し時代のことです。当時は、同劇団の名物といわれる鮮やかな“ロケットダンス”(Rockette Dance:大勢のダンサー達が横一列に並んで、一斉に脚を上げて踊る群舞)に、いたく感激したことを記憶しているのですが、まさか20年後に同じ劇場の舞台で自分がロケットを踊る羽目になるとは、思っても見ませんでした。きょうの本番の少し前、自分は45歳の誕生日を迎えました。こんな年齢になるまでダンスを続けていようなどと、20年前の自分は予測もしなかったでしょう。(^^;)

股関節の持病のこともあって、自分は身体能力に優れた若いチームメイト達みたいに高々と脚を上げることができないので、このロケットダンスには七転八倒しましたが、20年前の駆け出し時代の自分がタイムマシンに乗ってやって来て客席で観ているような錯覚に陥りながら、本番では楽しく踊ることができました。どのみちこの年齢なので、股関節疾患うんぬんを抜きにして考えても、もうそれほど長くは舞台に立つことはできないと思う。けど、きょうこうして先生達やチームメイト達と一緒に、元気に楽しく本番を務めるに至ったことは、心から感謝したいと思った次第でした。♪


★10年7月10日(土) 本番前日、変わらぬ光景。♪

本番前日となりました。きょうから、舞姫もチームメイト達と一緒に劇場入りです。ちなみに、本番当日が『第45回衆議院議員総選挙』の投票日と重なった昨年、舞姫は前日に“期日前投票”を済ませまして(そのときの話も含め、昨年の模様は、こちら。→思い出ドキュメント『'09 JAZZ DANCE NOW 』)、折りしも『第22回参議院議員通常選挙』と本番当日が重なってしまった今年もそうするつもりでいたのですが、ぢつは期日前投票の投票所が妙に中途半端な場所にあって、劇場入りの日といえば衣装やら舞台メイク用具やら諸々のグッズを詰めた巨大バッグ持参ですからね、こんな大荷物を抱えて投票所へ行くのが億劫になってしまいまして、当日の投票所なら自宅から至近距離だし、そのほうが楽かなと思って、きょう期日前投票に行くのは取りやめにした次第です。(^^;)

そんなわけで、まずは本番前恒例のレディースシェービングをして頂くために、御用達の理髪店に立ち寄ることに。混んでいて待たされるかもしれないことも考えて、少し早目に自宅を出掛けたのですが、意外にも直ぐに席へと案内されました。無事にレディースシェービングを済ませ、すっきり爽やかな気分で理髪店を出た舞姫ですが、まだ舞台稽古が始まるまでには、だいぶ時間があるようです。ちょっと誤算でしたが、まがりなりにも股関節疾患持ちの自分としては、こんな夜逃げするような巨大バッグを担いだまま、時間を持て余して街をうろうろと散策するのは気が進まなかったので(汗)、少々早いけど遅刻するよりぁいいだろうと思って、そのまま劇場へ直行することに。

裏の通用口から施設内に入ると、スタッフさんからスタジオ名を尋ねられ、自分の所属スタジオ名を告げると、楽屋の場所をおしえてくださいました。ちなみに、ウチのスタジオの楽屋は昨年と同様、“奈落”(ならく:舞台の真下に位置する、大掛かりな装置などが置かれるスペース)のすぐ傍にある控室。そういえばウチのスタジオは、この劇場といえば楽屋はここを割り当てられることが多く、思い起こせば今から16年前の1994年に、自分がこの公演に初めて出演した際も、この奈落の控室が楽屋でした。ただでさえ凄い狭く、チームメイト全員が諸々のグッズをバッグの中から出して広げると、それこそ足の踏み場もなくなってしまうほどなのですが、長年ご縁のある楽屋なだけに自分の部屋みたいな感覚もあって、ここへ来ると妙に落ち着くんですよね。

廊下でスタッフさん達や他スタジオのダンサーさん達と擦れ違う度に、「おはようございま〜す♪」と互いに挨拶を交わし合いながら、楽屋へと向かいます。毎年の、変わらぬ光景です。舞姫が楽屋入りすると、想像通り既に到着していたチームメイトはほんの数名という状態。ジュニア作品のほうは昼間のうちに舞台稽古を終えたようで、一足先に帰った子供達が置き去りにしていったとおぼしき荷物が、楽屋内に点在しておりました。まずは自分のテリトリーとなる場所を確保し、Tシャツ&スウェットパンツ姿に着替え、確認がてら衣装とメイク用具をバッグから出し、取り合えずホッと一息。♪

そうこうするうちに、まだ到着していなかった他のチームメイト達も、ぽつりぽつりと楽屋へやってきます。やがて、ウチのスタジオの“本編作”の稽古が始まる時刻が近づいてきたので、衣装に着替えて舞台袖へ。なお、きょうの稽古では、まだ舞台メイクの必要まではないとのことだったので、舞姫はレディースシェービング直後のツルツルすっぴん状態で舞台に立つことに。チームメイト全員が舞台中央に集まると、技術スタッフさん達に「よろしくお願いしまーす!」と挨拶。さっそく、舞台上の各所に散らばって、H先生の仕切りで“場当たり”に取り掛かり、位置関係や移動経路などを確認。

なお今回の公演では、舞台後方に3段ほどの“台”が組まれており、この台の上で踊ったり演技をしたりする場面もあるのですが、狭いスタジオ内には無論こんな装置は組めないため、そこに台が設置されているという想定のもとでスタジオでは稽古を続けてきたわけで、実際に台が設置されている状況で稽古を行うのは、当然きょうが初めてです。台の広さや高さ、昇り降りの際の感触など、この舞台稽古でしっかりと確認したいところです。“場当たり”を終えると、実際に音楽をかけて通し稽古。幸い、どうもならんほどのアクシデントに見舞われることはなく稽古は終了。舞姫的には、反省点や問題点も若干残りましたが、あしたのゲネプロでリベンジを試みたいと思います。

ウチのスタジオは昨年、この前日の舞台稽古の順番が最後尾だったため、施設の撤収時刻に間に合わせるため、稽古終了後は脱出するが如く外へ出たことを記憶していますが、今回は舞台稽古を終えて楽屋に戻った時点で、まだ撤収までには少し時間があったので、昨年のように慌てて帰る身支度をするまでには至らずに済みました。例によって、衣装やメイク用具など諸々のブツはそのまま楽屋に置かせてもらってOKとのことだったので、財布や携帯電話など必要最低限のものと、ゴミ(昨年から実行委員会で主催する“手作り公演”となったこの公演では、経費や手間の削減のため、楽屋で出たゴミは出演者各自で処分することに)を持って帰宅した次第です。あしたは、この狭い楽屋で大人も子供も一緒に過ごすことになるので、賑やかになりそうです。楽しく充実した舞台になることを祈って、今夜は寝ようと思います。では、おやすみなさい。(-_-)zzz





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