思い出ドキュメント … 当時の「お気楽日記」より転載および加筆修正
'09ジャズダンス・ナウ実行委員会主催 『‘09 JAZZ DANCE NOW』 @2009年8月30日(日)


★09年8月30日(日) 舞姫を舞台に立たせてくれた、たった12名のチーム!

本番の日を迎えました。きのう行われた舞台稽古の際は、大人ダンサー達だけで広々と使わせて頂いた楽屋ですが、きょうは第一部のジュニア作品に出演の子供ダンサー達も一緒なので、とても賑やかです。まずは、出演者全員が舞台上に召集されてフィナーレの稽古が行われ、その後は技術スタッフさん達がすぐにゲネプロ(ゲネラールプローベ“Generalprobe”の略。本番と同じ舞台を使用し、舞台進行・照明・音響など本番と同様にし、出演者も本番と同じ衣装を着用し舞台メイクを施し、客席に観客がいる想定のもと、すべて本番とまったく同じ条件で通し稽古を行うこと)の準備に取り掛かるとのことで、出演者は一旦楽屋へ戻ることに。

さて、我々出演者もゲネプロの準備です。K先生もH先生も、ジュニアの子供達の準備に追われ、慌ただしく動き回っております。アップも入念にして、余裕があれば振付の確認などもしたかったのですが、さすがに楽屋内は芋の子を洗うような状態です。ちなみに、ウチのスタジオに楽屋として割り当てられたのは、“奈落”(ならく:舞台の真下に位置する、大掛かりな装置などが置かれるスペース)のすぐ傍にあるリハーサル室で、ほんとに凄い狭いので、取り合えず楽屋を出ると、奈落周辺の階段に脚を乗せて、まずはストレッチから。そうこうするうちに、周囲のチームメイト達も舞台メイクに取り掛かり始めたので、ストレッチを終えると舞姫も楽屋に戻ってメイクを始めることに。

ある程度までメイクが出来た時点で、目蓋に“つけまつげ”を装着します。ここで、舞姫が化粧バッグから取り出したのが…じゃーん!“三善”つけまつげ〜!(←“ドラえもん”を演じていた頃の大山のぶ代さんの声で…^^;)そう、去る5月に出演させて頂いたクラシックバレエの発表会(「思い出ドキュメント」は、こちら)の際に使用したものです。この、舞姫の小さな瞳をぱっちり大きく変貌させてくれる秘密兵器を、こんどジャズダンスの舞台でもぜひ使おう!と舞姫は以前から決めていたわけですが、いざ目蓋に乗せてみると、でかい…尋常でないくらい、でかい。やっぱりジャズ仕様の舞台メイクに、このつけまつげは合わないかもしれない(爆)。

まるで扇子を目蓋にくっつけたみたいで気持ち悪くなった舞姫は、取り合えずH先生にお伺いを立てることに。「大丈夫っスか?周囲と比べて、異常に浮いたりしませんか?…100均のつけまつげも持ってきたんで、これにつけ換えたほうが、いいですか?」…片方の目蓋だけに三善の巨大つけまつげを装着した中間形態の変な顔で、H先生に尋ねたところ、「うん、大丈夫。この大きな舞台なら、それくらいオーバーなほうが、いいョ♪」というわけでH先生からもOKを頂き、結局この秘密兵器を目蓋に装着して舞台に立つことになりました。

ゲネプロを終えて楽屋に一旦戻ると、持久力に欠ける舞姫は、昨夜の舞台稽古のときと同様、ほぼギブアップ状態。いつになく舞台が広く感じられるのには、理由があります。ウチのスタジオの大人チームの人数は、振付&構成を手掛けたK先生も含めて計12名。じつは、今回の公演の出演スタジオのなかでは、最少人数だったんですが、蛇足ながらこれまで舞姫が出演させて頂いた同公演と比較しても、この人数は過去最少です。昨年(「思い出ドキュメント」は、こちら)は、ジュニアクラスの子供ダンサー達に、我々大人チームの作品にも“お手伝い出演”して頂いたおかげで、賑々しい作品にすることができましたが、今年の大人作品に子供達の助演は、ありません。この少人数チームで、恐れ多くも“トリ”を取らせて頂こうというのだから、無謀だったかもしれません。

思い起こせば、総見の際に行われた集合写真の撮影のとき、カメラマンを務めてくださった某スタジオのY先生から、「あれ?T先生んとこは、人数これだけ?」と尋ねられ、このとき初めて舞姫は、自分のチームの人数の少なさを自覚したわけですが、劇場入りして以降もそのY先生から声を掛けられ、「T先生んとこの作品、すごいねー!殆ど舞台袖に捌ける間もなく、みんなず〜〜〜っと踊り続けてるよね」と言われまして…そうなんです、なにせ少人数チームが故に人海戦術を利用した構成にはできず、ふと気付いたときには舞台袖の出捌けも少なく、ひたすら踊り続けるような作品に仕上がっていたわけです。この少人数チームで、あの広い舞台に立つというのは、こういうことなんだ!…昨夜の舞台稽古でノックダウン状態と化した舞姫は、そのことを改めて実感したわけです。

公演の“トリ”を務めさせて頂く責任感も追い討ちをかけ、小心者の舞姫としてはすごい怖かったわけですが、舞台袖でチームメイト達と一緒に恒例の円陣を組んで気合いを入れ、みんな一緒にいるから大丈夫…そう己に言い聞かせながら、本番の舞台へと臨みました。例によって細かい間違いは多々やらかしましたが(すみません、“あんたがたどこさ”の場面で間違ったのは、舞姫です。…懺悔)、大きなアクシデントに見舞われることもなく、全般的には終始楽しんで気持ち良く舞台を務めることができました。

小心者で至らない舞姫を、舞台に立たせてくれたのは…チームメイト達みんなの力です。自身も含め、たった12名しかいないけど、舞姫はこのチームが大好きです!週明けからは、11月に上演予定のスタジオ発表会(無事に終了しました。「思い出ドキュメント」は、こちら)の稽古に専念することになりますが、素敵な先生達&チームメイト達と共に、これからも稽古に励みたいと思います。♪


★09年8月29日(土) 広い厚生年金会館の舞台!

本番前日となりました。きょうから舞姫も、チームメイト達と一緒に劇場入りなのですが、その前に週末恒例の股関節の持病のリハビリ通院を済ませ、その後は病院を出た足で、“期日前投票”へと向かいました(補足:本番当日である'09年8月30日は、『第45回衆議院議員総選挙』の投票日でした)。いえね、当日の投票所のほうが自宅からは至近距離なので、ちょっと中途な場所にある期日前投票所へ行くくらいなら、あした劇場へ行く前に投票所へ立ち寄ってもよかったのですが、いちど期日前投票ってのもしてみたかったんですよ。いやー、えらい混雑で狭い投票所の受付には長蛇の列ができてまして、やっぱりあしたにすればよかったかなとも思いつつ、せっかく来たので列の最後尾へとついた次第でした。

どうにか投票を済ませ、いちど帰宅してちょっと休憩すると、衣装や舞台メイク用品など諸々のグッズを詰め込んだ巨大バッグを抱えて、劇場へと出掛けます。舞姫が楽屋に到着すると、先達て若いチームメイト達が中心となって制作し、既に注文も済ませてあったスタジオのオリジナルTシャツが届いておりました。どうも舞姫は、真新しいTシャツに袖を通すのが勿体なくて、着るのはあしたにしようと思ったのですが、なんのためらいもなく包装を開けて続々と着始めるチームメイト達の姿を見ているうちに、妙にそそられて舞姫も結局きょうからこのTシャツを着用することに。選んだ生地の素材が良かったのでしょう、着心地が抜群に良いです。舞台衣装だけでなく楽屋でも揃いのものを着用するというのは、連帯感も増して気分的にも高まります(嬉)。

きょう舞台で行われるのは、各スタジオの上演作の“場当たり”&通し稽古。ちなみに、ウチのスタジオの作品は今回、上演順で“トリ”を取らせて頂くため、この舞台稽古の順番も当然、いちばん最後です。音声モニターを通じて聞こえてくる他スタジオさんの舞台上での稽古の様子に興味津々に耳を傾けながら、楽屋でアップなどしつつ待機。筋トレのほうは病院のリハビリ室で済ませてきたので、椅子に脚を乗せたストレッチ系の訓練を中心に。この類の劇場の床はとても硬く、舞台上で踊るとすごい疲れるので、怪我などをしないように、充分に身体を解しておきたいところです。やがて、ウチのスタジオの稽古の始まる時刻が近づき、舞姫も衣装に着替えるとチームメイト達と一緒に舞台袖へと向かいます。

稽古を終えて舞台袖に捌けてくる他スタジオのダンサーさん達と入れ替わるように舞台上へ繰り出すと、まずは技術スタッフさん達に「よろしくお願いしまーす!」と挨拶。その後は直ぐに、作品冒頭での“暗転・板付き”(演目の上演が始まる前の、まだ舞台上に照明が入れられていない状態で、出演者が既に所定の位置についていること)の位置へと散らばり、“場当たり”に取り掛かることに。

“場当たり” というのは、場面転換におけるダンサー各自の立ち位置の始点を決めたり、移動に伴う交通整理などを行うもので、ダンスの舞台作品においては、なくてはならない大切な作業です。舞台を使って稽古のできる時間は、限られています。この舞台上での貴重な時間を少しでも有効活用するためにも、“場当たり”は速やかに進めたいところです。幸い、ウチのスタジオでは先達ての最後の稽古で、この“場当たり”の練習を念入りに行った甲斐もあり、舞台上でも滞りなく作業を進めることができました。

“場当たり”が済むと、さっそく音楽を流して通し稽古へと移ります。広い!舞台が広い!…スタジオでの稽古のときも、いちど通して踊るだけで、終わると同時に床に倒れ込んでしばらく動けなくなるほど、今回の作品は体力を消耗します。広い厚生年金会館の舞台であれば更に過酷であることも既に覚悟して、ある程度の心の準備も整えたうえで、きょうのこの舞台上での稽古に臨んだ筈でした。けど…これまで幾度となく立ってきた筈のこの年金大ホールの舞台、いつになく広く感じるのは、何故だろう?…どうにか稽古を終えた舞姫ですが、半ばふらふら状態で舞台袖へ捌けると、げらげら笑う両脚で震えながら階段を降り、這うように楽屋へと戻った次第でした。こんなんで大丈夫だろうか?…と、一抹の不安もよぎりましたが、あしたには本番です。気合いを入れて、なんとか乗り切るしか、ありません。

楽屋へ戻ると、息つく間もなく帰る身支度です。ウチのスタジオは稽古の順番が最後尾だったため、楽屋に戻った頃には施設の撤収時刻も目前という状態。なお、この撤収時刻を過ぎてしまうと、少々お高い追加料金が掛かるのだそうで(汗)、それ故にスタジオ代表者で今回の公演の実行委員会会長も務めるT先生からも、我々は時間厳守を事前に厳しく申し渡されておりました。多量の汗で衣装が身体に纏わり付いて、うまく着替えることができず少々苛立ちましたが、どうにか身支度を済ませると、先生達やチームメイト達・スタッフさん達に「あしたも、よろしくお願いしまーす!」と挨拶しながら、脱出するが如く劇場の外へと出た次第でした。

ちなみに、きょうは第二部に出演の大人ダンサー達だけで、余裕を持って使わせて頂いた楽屋ですが、あしたは第一部に出演するジュニアクラスの子供達も一緒なので、狭い楽屋も人口密度が高くなりそうです。互いに譲り合って、気持ちよく時間を過ごしたいと思います。♪





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