思い出ドキュメント … 当時の「お気楽日記」より転載
北海道厚生年金会館存続チャリティ 北海道JAZZ DANCE協会公演
『LIFE,LIVE&DANCE』 @2006年9月10日(日)



★06年9月10日(日) ファイナリスト!

日頃この舞姫のサイトを閲覧してくださるみなさんで、道内在住のかたでしたら、既にお察しかとは思いますが、舞姫がこの日記のなかで“某劇場”と称してきたのは、北海道厚生年金会館のことです。現在その存続が危ぶまれているこの劇場の、存続運動の一環として企画されたチャリティ公演は、ついに本番の日を迎えました。

楽屋入りすると、まずは熊○先生の作品のリハーサルから。舞台袖に早替え用の衣装やシューズを準備しつつ待機。あまり時間もなく、場当たりについてはごく簡単な確認程度のことしかできず、慌ただしく通し稽古に突入。さすがに前夜の夜更かしが影響したみたいで、動きはいまひとつでしたが、早替えの段取りなどは滞りなく進めることができ、まずまずといったところ。

熊○チームのリハ終了後、いちど楽屋に戻った舞姫、こんどはスタジオ側の出品作であるK先生の振付作品の稽古です。今回、各スタジオからの出品作については“場当たり”の時間が与えられず、そのままゲネプロ(ゲネラールプローベ“Generalprobe”の略。本番と同じ舞台を使用し、舞台進行・照明・音響など本番と同様にし、出演者も本番と同じように衣装を着用し舞台メイクを施し、客席に観客がいるものと想定し、すべて本番とまったく同じ条件で通し稽古を行うこと)へ突入。舞台上での場当たりができないとのことで、先達て総見の際に行った場当たりの感覚を、よく思い出しながら臨むように…と、K先生やT先生からも事前に指示がありましたが、やはり舞台上で場当たりナシというのは不利なもので、立ち位置や移動経路などで不都合が続発。終了後、楽屋に戻ってK先生&T先生からの“ダメ出し”が行われ、問題点などを検証、チームメイト達みんなで解決策を慎重に話し合います。もう本番まで、実際に身体を動かして稽古をすることはできません。あとは成功を祈るのみです。

ゲネプロ終了後は、楽屋でメイクのチェックや、ストレッチなどをしながら、本番の時刻を待ちます。第一部では、各スタジオからの出品作を、オムニバス形式で上演。いよいよ舞姫のスタジオの出番が近づき、衣装に着替えて楽屋を出ます。本番直前、舞台袖でチームメイト達みんなで円陣を組み、互いの無事を祈り合い、舞台へと向かいます。少々緊張してしまい、舞姫的には動きが硬かったですが、可能な限りを尽くし、大きな失態をやらかすこともなく、なんとか無事に役目を務めることができました。♪

さて、第一部最後のトリを飾る演目は、舞姫のスタジオのK先生&H先生&E先生の3人で編成されるチームの作品です。 じつはこの数日前に脚を傷めて不調だったというK先生、鎮痛剤を服用し(K先生本人は「ドーピングかなぁ〜?」なんて笑ってましたが…^^;)傷みを堪えての出演となりました。この後の、第一部に出演のダンサー達全員で行うレヴェランス(Reverence:ダンサーが舞台で自分の演目を終えたあとに客席に向かって行う挨拶)に備えて、舞姫もチームメイト達と共に既に舞台袖に待機していましたが、K先生が無事に役目を務めることができますよう、みんなで祈りながら見守ります。舞姫も脚に火薬を持つ身の上なので、つらいお気持ちは痛いほどよく判ります。祈りが通じたのか、K先生は終始楽しそうに舞台上で舞い、第一部終了後、笑顔で楽屋に戻ってきました。よかったです。♪

休憩を挟んで、こんどは第二部です。じつは今回のこの公演、第一部のみの出演者については、4・5階席の空いている客席にて第二部の鑑賞が可能ということで、K先生&H先生&E先生をはじめ、第二部へは出演しないチームメイト達はみんな、第一部が終了すると、舞台メイクを落とし私服に着替え、そそくさと楽屋を出て行きました。それ、いいよなぁ、舞姫も客席で第二部を観たいよぉ〜(爆)。が、あいにく舞姫は第二部のトリを飾る演目である熊○先生の作品に出演する“ファイナリスト”です。「頑張ってね〜♪」という言葉を残し楽屋を去っていくチームメイト達を、うらめしい気持ちで見送ります。パーマンの“コピー人形”が欲しい!とマジで思いましたね。えぇ、コピー人形に舞台に出演させて、ちゃっかり自分は客席で観るわけですよ(殴)。

やがて熊○チームの作品の上演が始まります。まず最初に熊○先生をはじめとする男性ダンサー陣が弾けるように先陣を斬り、迫力満点の踊りを展開します。そして次は、いよいよ我々女性ダンサー陣の出番。男性ダンサー達に負けないよう、気合を入れて序盤からがんがん飛ばします。そして最後には男性&女性入り混じり、熊○チーム全員で気持ちをひとつにして、これまでの稽古の成果を出し尽します。とにかく夢中で駆け抜けたという感じでしたが、終わってみたら、あっという間の出来事でした。演目終了後、みんなで客席に向かって深々と頭を下げると、静かに緞帳が降り、公演は幕を閉じました。稽古も含めて、熊○先生をはじめ、このチームで共に過ごした時間は、舞姫にとって貴重な経験となりました。熊○先生と、チームメイト達みんなに、心から感謝したいと思います。

先達て地元の新聞で、この厚生年金会館の存続運動が行き詰っているとの記事を読みまして、舞姫も不安を抱いておりました。舞姫にとって、思い出のいっぱい詰まったこの施設、今回の公演がこの舞台に立つ最後とならぬよう祈るばかりです。実行委員会では、今後も存続運動を続けていく方針だそうなので、みなさんもぜひご注目くだされば幸いです。


★06年9月9日(土) 最後の稽古

きょうは、なにかと慌ただしい一日を過ごしました。まず午前中はジャズのスタジオでバラードクラスのレッスンを受け、レッスン終了後その足で行き付けの某理髪店へ直行。本番前恒例のレディースシェービングをしてもらいました。

さて、顔もすっきりしたところで、いちど帰宅してメイク用具の整理。横着者の舞姫、やろうやろうと思いつつ、ついつい延び延びになりまして、結局本番前日にあたふたする羽目になってしまいました(汗)。

そして夜からは、熊○チームの稽古。いよいよ、あす本番を迎える某劇場存続チャリティ公演、これが最後の稽古です。急きょ行われることになったこの今夜の稽古、本番に備えてきょう札幌入りする熊○先生に、直々に稽古をつけて頂こうということで、我々に召集が掛かったというわけです。各自で簡単にアップを済ませると、熊○先生の指揮のもと、さっそく稽古が開始されました。熊○先生ご本人にチェックを入れて頂きながら、振付や段取りなど、順を追って確認していきます。

きょうの稽古場は、かつて熊○先生が札幌に住んでらした頃に所属されていた某スタジオ。ちょっと狭いです。思いっきり身体を動かして踊ることが、なかなかできないです。MAXで踊ろうとすると、身近にいるダンサーさんと接触してしまうこともしょっちゅうで、そのたびに「ごめんなさ〜い!」と、お互い平謝り状態…。けど、周囲をよく観察してみると、たとえそんなMAXで動けないような狭いスペースのなかでも、デキるダンサーさんは、限られた空間を有効に活用して、きっちり自分の個性を魅力的に表現してくるんですよ。他スタジオのダンサーさん達と一緒に踊っていると、感銘を受けることが多々あります。あの素敵な表現力は、ぜひ見習いたいですね。♪

きょうの稽古、なにせ本番前夜なので、あまり遅くなってもアレなので…というわけで女性ダンサー陣は、わりと早目に稽古を終わらせてくださったのですが、男性ダンサーのみなさんは、我々女性ダンサーが帰ったあとも、居残りで稽古を続けておられた様子です。ご苦労様です。

あしたの楽屋入りは午後からなので、少しはゆっくりできるかな…と思っていたのですが、あいにく技術スタッフさん側の諸事情で、熊○チームの作品の場当たり&リハーサルが、予定よりも早く行われることになり、そのぶん楽屋入りの時刻も早くなってしまいました。普段から寝起きのすごぶる悪い舞姫、ちゃんと起きられるかな…(をいをい!)。起き掛けの、ぬーぼーとした表情でリハーサルに臨む羽目にならないよう、気合入れて頑張ります。

こうして最後の稽古は終わり、幸い稽古場として使われた某スタジオは舞姫の自宅からは徒歩圏内なので、夜風に吹かれながら、ふらふらと歩いて帰宅。あした我々は遂に本番の日を迎えます。とても楽しい、素敵な一日になりますように…。♪





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