思い出ドキュメント … 当時の「お気楽日記」より転載
塚田ジャズバレエ・ワークスタジオ発表会 『goose bumps - 2006』 @2006年11月12日(日)


★06年11月12日(日) みんな、きょうは楽しんで。♪

舞姫の通うジャズダンススタジオの、年に一度の恒例行事としてすっかり定着した発表会も、ついに本番の日を迎えました。交通の便の良い“ちえりあホール”に劇場を移して、2度目の発表会となりました。

昨日は、ついうっかり通常の共通ウィズユーカード(←「札幌市交通局HP」より)を使ってしまい、後悔した舞姫でしたが、きょうは改札を通る前に忘れずにドニチカキップを購入し、地下鉄へと乗り込みます。

昨夜、さっさと寝ようと思ったのですが、ついつい就寝時刻が遅くなってしまいまして、例によって朝いちど鳴った目覚まし時計をパ〜ン!と止めて寝てしまったもので(殴)、決められた時間ぎりぎりに楽屋に到着。ボ〜ッとしたノーメイク顔を鏡に写し、さっそく舞台メイクに取り掛かります。そうこうしているうちに、出演者全員いちど舞台上に集まってほしいとの連絡が入ります。まだ舞姫は舞台メイクの途中でしたが、取り合えずチームメイト達と一緒に楽屋を出ます。

全員が舞台に揃ったことを確認すると、まずは「おはようございま〜す♪」と、みんなで挨拶。その後、代表者であるT先生からお話が…といっても、もう間もなく本番ですからね、今更それほど難しい話をするわけでもなかったようなのですが、「みんな、きょうは楽しんで。振付間違っても構わないから、とにかく、振付や段取りをただ追うだけの“踊るロボット”にはならないで。“表現”することを忘れないでください」と、こんな感じでごく手短にT先生のお話は終了し、「じゃあ、きょうは頑張りましょ〜♪」と、みんなで気合を入れて、ふたたび全員、それぞれの楽屋へと戻りました。

今年の発表会では、オープニングにて、ちょっと面白い演出を試みました。開場時間となり、客入れが始まった段階で、我々出演者が既に舞台上に居るわけですよ。どういう状態で居るかというと、アップやストレッチをしたり、振付の復習をしたり、みんなそれぞれ好き勝手に過ごしているわけですね。で、先生達からの指示によると、周囲の迷惑にならない程度なら、チームメイト同士でのお喋りも可。もし客席に友達や知人が来ているのを発見したら、多少ならお喋りしても構いません…ということで、まぁ要するに常識の範囲を極端に超えない程度であれば、何をしてもOKということですよ。

ちなみに、このときの我々の井出達は、このオープニングの直後に上演の最初の作品に出演する朝クラスの主婦ダンサー達数名以外は、みんな舞台衣装ではなく普段のレッスンで着る“お稽古着”で、お願いします…という指示でした。で、いちどに出演者全員が舞台に乗っちゃうと、さすがに人数が多過ぎるんで、そこはみんな臨機応変に舞台を出たり入ったりを繰り返してください…とのことでした。

そうこうしているうちに「…携帯電話など音の鳴る物の電源は、お切りください。上演中の写真撮影などは、ご遠慮ください。それでは、まもなく開演いたします」などという前説の声が劇場内に響きわたるのですが、それでも我々出演者は、そんな前説のアナウンスの声も気にするわけでもなく、相変わらず舞台上でお気楽に過ごしているわけですよ。で、やがて開演時刻が近づき、なにげにふらふらと舞台上を横切るT先生の姿が合図となって「ぁ、そーいえば!」と思い出したかのように我々は、わらわらと舞台袖に捌けていって、既に衣装を身に着けていた数名の主婦ダンサー達のみが舞台上に残り、開演となる…と、まぁ、こんな感じの段取りですね。

楽屋入りしてから、メイクやら諸々の準備やらで、ばたばたと慌ただしく過ごしてしまい、まだ殆どアップらしきものをしていなかった舞姫、このオープニングが格好のアップの機会となりまして、いたってナチュラルに舞台上でストレッチしてましたね。えぇ、お客さんの観ている前で。舞台上でお気楽に過ごす我々の姿が視界に入るなり「えっ?入ってもいいの?」と言わんばかりに戸惑いながら、恐る恐る客席に入ってくるお客さん達のリアクションは、我々出演者からみても、なかなか楽しいものでした。(^^)

有り難いことに悪天候にもかかわらず、たくさんのお客さんが観に来てくださいました。こうして、昼の部、夕方の部ともに、大きなアクシデントに見舞われることもなく、無事に終了。9月の年金チャリティ公演が終わるちょっと前あたりから、同時並行で稽古に入り、あまり時間に余裕もないまま、少々厳しい状況で稽古を進めてきたこの発表会ですが、舞姫的には、舞台に立ち自分の役目を務めるという行為を、いたってナチュラルに楽しむことができたような気がする舞台でした。その“楽しい”気持ちを、観に来てくださった観客のみなさんにも伝えることができたのなら、舞姫は嬉しいと思います。

舞台に立つ機会が巡ってくるたびに思うのですが、そもそも我々出演者が、舞台を務めることを“楽しい”と感じることができなければ、観客のみなさんに楽しんで観て頂けるような舞台作品は、ぜったいに作れない筈。「みんな、きょうは楽しんで」代表者であるT先生のその言葉が、そのことをよく示しています。それは勿論、いかなる舞台であっても共通項なのですが、舞姫にとって、とくにそのことを強く感じた今年の発表会でした。♪


★06年11月11日(土) 本日ランスルー!

スタジオ発表会、本番前日です。きょうは、出演者・スタッフ共々、いよいよ劇場入りする日です。札幌は朝から、あいにくの雨模様。衣装やメイク用具など諸々のアイテムで、巨大に膨れ上がったバッグを持って、傘をさし雨のなか劇場へと向かいます。

地下鉄の改札を通過してから「しまった!」と思いました。舞姫の自宅からの最寄駅は、東豊線・豊水すすきの駅か、もしくは南北線すすきの駅になるのですが、ここから劇場である“ちえりあホール”直結の東西線・宮の沢駅までの通常料金は、280円。これを往復すると、560円になってしまうわけですが、これだと土日祝のみ利用できる地下鉄専用一日乗車券“ドニチカキップ”(←「札幌市交通局HP」より)を買ったほうが、少々安く乗れたわけですよ。あ〜ぁ…と思ったけど、改札を通過した後に気付いたのでは、どうもなりません。まぁ、きょうは仕方がないので、あしたは忘れずに、ドニチカキップを買って地下鉄に乗ることにします。

楽屋入り後、まずは舞台上での“場当たり”から始められました。その作品におけるダンサー各自の位置関係や移動経路、出捌けに利用する袖幕などを、順を追って確認していきます。なお、この“場当たり”の時点では、まだ衣装&舞台メイクはナシでも良いとのことで、舞姫は“すっぴん”のまま、普段お稽古着として使っているTシャツ&スェットパンツという井出達で参加。場当たりのために与えられた時間は、ほんのわずかなので、ほんとうに重要な箇所のみの確認にとどめて、省略できることは可能な限り省き、ぱっぱっぱっと進めて次の演目のために舞台を明け渡します。

こうして自分の出演する作品の場当たりを終えると、いちど楽屋に戻り、舞台メイクを施し、衣装を作品上演順に整理し、ゲネプロに備えます。ちなみに舞姫は演劇出身なので、どうも“ゲネプロ”(ゲネラールプローベ“Generalprobe”の略。本番と同じ舞台を使用し、舞台進行・照明・音響など本番と同様にし、出演者も本番と同じように衣装を着用し舞台メイクを施し、客席に観客がいるものと想定し、すべて本番とまったく同じ条件で通し稽古を行うこと)という言葉を使ってしまうのですが、ウチのスタジオでは、“ランスルー”(Run through)という言葉が頻繁に使われています。これは、舞台進行を途中で止めずに最初から最後まで通し稽古をする、という意味の用語だそうで、まぁ“ゲネプロ”と同様の意味を持つ言葉と解釈して良いでしょう。

やがて、すべての演目の場当たりが終わると、先達て総見の際にも行われたオープニング&フィナーレの稽古を舞台上でも行い、段取りなどを再確認します。その後、集合写真の撮影を挟んで、ランスルーへと突入します。ウチのスタジオの発表会では、昼の部or夕方の部いずれにしか出演しないクラスも少々ある関係上、このランスルーを2回行います。舞姫のように昼&夕方、双方に出演する者にとって、2回できるというのは、とても有り難いことなのですが、立て続けに2回ランスルーを行うということは、それだけ長丁場になり体力も使うことになるわけなので、さすがに疲れますですね。(^^;)

昨年の発表会の際に、このランスルーが施設の撤収時間ぎりぎりまで長引いてしまったため、終了後、急いで楽屋に戻り帰る仕度をし、化粧を落とす余裕もなく慌ただしく施設を出て、舞台メイクのままで地下鉄に乗って帰宅した記憶があるのですが(そのときの話も含め、昨年の発表会の模様は、こちら。→思い出ドキュメント『goose bumps - まよい犬2005』)、今回はそこまでは至らず、ランスルーを終えた時点で、撤収までには、まだ若干時間があったので、昨年ほどは慌てて帰る支度をせずに済みました。けど、やはりランスルーを終えて楽屋に戻り「ふ〜」と思ったら、化粧を落とすのが面倒くさくなってしまい、昨年同様、舞台メイクのまま地下鉄に乗って帰宅してしまいました(爆)。

とにかく、取り立てて大きな事故もなく無事にランスルーを終えることができて、ホッとしましたが、舞姫的には問題点や反省点は、いくつか残りました。舞台上では、普段の稽古のときからは予測もつかないような事態も起こりますからね。それらの問題点や反省点をふまえた上で、きょうのランスルーでつかんだ舞台上での感覚を忘れないように、あしたの本番に臨みたいと思います。

天気予報によると、あしたも雨模様になりそうな感じなのですが、せめて舞台の上では、晴れやかな気持ちで楽しく役目を務めたいな…と思うのであります。♪





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